島から船での通勤はどんな感じ?

江田島暮らし

こんにちは、しろのです。江田島に移住して3年目、島に住んでみて思ったことや実体験などを書いていきます。島生活や移住に興味がある人への、ちょっとした参考になれば嬉しいです。

前回はリモートワークについてご紹介しました。今回は、島から広島市内への通勤事情ついて書いていきます。

島からフェリーでの通勤は可能なのか?

結論から言うと、宇品港、呉港からアクセス可能であれば通勤に支障はありません。社会人と同じく、毎日海を渡って通学している高校生たちもたくさんいます。

もしくは、江田島は橋で陸続きなので車での通勤も可能です。

フェリーを利用する場合は、以下の所要時間と移動方法を把握して、自分のライフスタイルと合っているか判断するのが良いと思います。

  • 自宅 – 江田島の港:徒歩、自転車、車、バイク
  • 江田島港 – 広島 or 呉港:フェリー、高速艇
  • 広島 or 呉港 – 職場や学校:路面電車、バス、自転車、車、徒歩

実例)しろののフェリー通勤はこんな感じ

私の場合、仕事を変えずに居住地だけ変えたので、出社先は変わっていません。

リモートワークと出社の比率が半々なので、2-3回/週、フェリーを使って通勤しています。

通勤は慣れるまで大変でした。

「単純に海を隔てた分遠いので時間がかかる」「フェリーが30-45分に1便なので、逃すと待ち時間が長い」などが理由です。

慣れればどうと言うことはないです。自然とフェリーのダイヤを暗記して、所要時間を逆算して仕事を切り上げるコツが身につきました。

そうは言っても、常にフェリーのダイヤありきで広島市内でのタイムテーブルを組まないといけないので、煩わしさはあります。

江田島に住んで感じるデメリットの大半は、島の外に出る時に生じていると言っても過言ではない…

スーパーが近くになくても車があればすぐ解決ですが、フェリーの便数と最終便の時間はどうしようもありません。

ちなみにフェリー移動自体は大好きです。「フェリー>バイク>自転車>車>電車>バス」の順で、個人的一位。広い、混まない、海の上なので開放的、風が気持ちいい。最高です。

↓フェリーから見える景色(G7の舞台になったプリンスホテルも見えます)

所要時間

私の場合ですが、以下の時間がかかっています。

  • 自宅→江田島の港:徒歩で20分
  • 江田島の港→広島港:フェリーで30分
  • 広島港→会社:バスと徒歩で40分

乗り換えの待ち時間なしで、ドアtoドア片道90分かかります。

通勤は往復なので3時間/日かかることになります。うまく仕事を切り上げられなかった時はフェリーのダイヤに合わせられず、広島港で20分以上待つこともあります。

所要時間については移住前からわかっていたので、各々納得ができるなら問題ないと思います。

私の場合は、移住時、リモートワークメインで出社は週に一回でした。

往復180分というと遠く感じますが、週単位に直しても180分/週ということになります。毎日出社した場合に計算し直すと以下の通り。

180分/5日=36分

つまり毎日出社の場合、会社から片道18分の場所に住んでいるのと変わらないわけです。

と移住前は自分を納得させていましたが、最近は出社比率が上がってしいました。

うーん、、無駄にできない180分、どう乗り切っていくかが課題になっています。

移動の各工程はどんな感じか

家→最寄り港

私の場合は徒歩ですが、自転車や車を使ってもいいと思います。港の駐輪場、駐車場は基本無料です。

島の外に出ることが多い人は、家と最寄り港の距離は重視した方がいいでしょう。

夜遅くに帰ると、道によっては街灯が少なく、暗闇のなか家に向かわなければいけません。

不審者よりも、イノシシに会う可能性の方が高そうなので、いつも警戒しながら帰っています。

最寄り港→広島港 or 呉港

↑フェリーの中はこんな感じ(切串 – 広島港間)

フェリー移動は、かなり快適です。混まないので100%座れますし、ベンチ席を相席したことすらほとんどありません。

靴を脱いで上がる座敷のようなエリアもあります。小さなお子さん連れの方はここにいることが多いです。

机付きの席もあるので、移動の間、日記を書いたり本を読んだり、PC作業したりできます。

私も資格試験の勉強中は、出社日でもフェリーの中で必ず1時間、勉強時間が確保できました。瀬戸内海は波が穏やかなので、揺れを感じることも少ないです。

飲食も可能なので、帰りはポテチやビールを片手に、フェリーの中でひと足先に週末に突入することも可能です。

あとはテレビが前後に二台あるので、ニュースやカープ中継を見ることができます。

↓フェリーから見た広島港の景色

広島港 or 呉港→会社

これの所要時間は出社先によりますね。

広島港

広島港からは市電とバスが出ているので、広島駅方面、中区方面へのアクセスはスムーズです。

↓日没直後の広島港の市電ターミナル。左端にバス停もあります。

最寄りに有料の駐車場、無料の駐輪場があるので、車や自転車移動も可能です。

広島市内のシェアサイクル、「ぴーすくる」のポートもあります。

関係ないですが、私はシェアサイクルのネーミングを確認するのが好きなんです。方言や名産品に因んでいることが多く、地域性が出るので、旅行先ではいつも探しています。

仙台の「DATE BIKE」とか、テンション上がりましたね。以前あった「のりんさいくる」のネーミングも広島弁感が強くて好きでした。

閑話休題

広島港から本通り(広島市の栄えているエリア)の方へ出る場合、平日朝だとバスと市電が10分おきくらいには出ています。

本通り方面と広島駅方面まで出るには、それぞれ広島港発で30 – 40分くらいです。

市電、バスともに市内均一220円で移動できます。

呉港

呉方面は、「天応(呉ポートピア)」と「呉港」の二つ選択肢があります。

どちらもJR呉線と接続しており、広島駅方面や三原方面への移動が可能です。

「天応(呉ポートピア)」は切串から12分と、とても短い航路です。

「呉港」は呉市街最寄りの港です。私は呉に遊びに行くときに使っています。

目的地がJR沿線沿いにある場合は、こちらの経路の方が乗り換えがスムーズかもしれないです。

↓「天応(呉ポートピア)」港に着岸するフェリー

まとめ

島からの出社も、トータルの所要時間が許容範囲内なら有りですね。

私の場合、満員電車やバスが苦手なので、時間がかかってもフェリー通勤の方が向いていると感じています。

景色がいいのでリフレッシュされますし、広くて自分の空間が確保できるので、リラックスして過ごすことができます。

移住の際に仕事を変える場合も、江田島内だけでなく広島市や呉市の会社も視野に入れることができた方が、選択肢が増えますね。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

今回は島からの通勤事情について紹介しました。次回は買い物事情について書いていきたいと思います。

引き続きよろしくお願いします。

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